毎月月末は棚卸めんどうだな~!別にこの仕事(作業)必要あるの?
奥に先月より前に取った(仕入れた)●●まだ残ってた!やべー!
うわー!この(食材)絶対取りすぎ!誰だよ、、まったく!もう少し考えて発注しろよ!
●●店長から「必要だから取っといて」と言われたけど、もう2ケ月もこのまま!何に使うの?
上記は毎月月末の棚卸の時によく聞こえてきそうなセリフです。
なぜ、この棚卸業務を行うのでしょう? 考えたことありますか?
飲食店では 材料(食材・加工品)仕込み(料理のベースとなるソース・タレなど)
飲材(瓶:本数)容器(テイクアウト用のパック・保存用パック)といった品目の在庫数を調べ集計し店長や本社の経理担当者あてに報告すると思います。
この棚卸は飲食店に限らず、ほぼすべての企業、営業所において行われる業務です!
一般企業では 消耗品・貯蔵品・商品
製造業では 製品・仕掛品(しかかりひん)※製品として評価される前段階の中間製造物
といった集計がなされています。
業績や成長している企業は、この棚卸をきっちりと行っているはずです!それも細やかに!正確に!
つまりそれほど棚卸とは重要な業務なのです!棚卸をしっかり行っていない企業は「原価率が嘘」か「いい加減」です!
・ざっくりととらえていればそれでいいのでは?
・細かく見なくても経験上だいたい予想がつくし、棚卸させる為の人件費がもったいない!
そう考えておられる飲食店経営者や責任者も多いかと思いますが、業績が順調な時ほど軽視されてしまうかもしれません、ただしこの棚卸業務を疎かにしていると将来的にいくつか経営判断にも影響するリスクを生み出すことになると考えます。
たとえば・・
① 責任者が「原価」・「原価率」を重要視しないまま、次期リーダーを教育し始める
② 店舗展開時に新たな店舗責任者が棚卸の大事さを認識していない。
③ 原価率改善=仕入を抑えるという認識にしていまい、オーダーストップが増加する
④ 中間製造品(ソース・タレ・ベースとなる調理品)の廃棄やロスが見えにくくなる
他にもまだあると思います。
最近のコメント